台所にある配管に穴が開いていた。二箇所もあった。はじめは一箇所かと思ったけれど、驚いた。上下階に通じる配管で、空気抜きみたいになっている。そこから汚い空気が漏れていたのだ。
修理にはまる一日かかる。前に水漏れで交換したほうがいいといわれていたところなので、間違いないわけだけれど、先日、下の隣の部屋が同じような配管の交換を半日でやっていたので、「やって」といえば半日でやってくれそうだ。しかし半日自分が立ち会っていくらになるのか、自分で修理用の部品とかを買ってきて直したほうが安いのではないか。自分で一二時間かけて直したほうがいいのだ。
散歩に行って休憩していてそれ以外にもいろいろ考えた。順風満帆に見えるようなときは案外事件、あるいは事件に近いようなことが起きる。それはそれでいいのだ。忙しいときにそうしたことがおきたら本当にたいへんだから。いまは後期で授業が少ないので、こうしたことが起きるのだ。
高校教師時代、難儀なクラスがうまくいったなと思ったら、いままで何もなかったようなクラスが問題を起こして苦労したりということは日常的だった。
一つの苦労のおかげで、他が順調ということもある。ことわざの一病息災といったようなことだな。
いろいろな苦労があって人の世は
無事に暮らしていけるものかな
注:夜、部品類を買ってきて、晩ご飯を作りながら、修繕に取り掛かった。そしたらなんと穴は四箇所もあった。急に気持が固まった。しーんである。もうボロボロといえる。やり方変更。一箇所、地震などが来たらゆれて配管が継ぎ目から離れているので、完全に固定するような修繕は無理と判断した。多少動いても気体がもれ出ないようなふうにしないとだめである。
一応応急的にやった。頭がものすごく疲れた。あすまた補強するような修繕をする予定である。明日は仕事があるので、暇がない。