『きょうは雪である』(180130)

 きょうは旅の最終日で、どこへ行くか迷った。いつもそうだ。乙女峠へ行こうと思ったけれど、雪が積もっているので、はたして箱根の山を越えてバスは走っているのかな、などと心配し、須走浅間神社の向こうの富士山の参道のほうを歩こうかなと思った。

 結局乙女峠へ行くことにした。御殿場口へのバスは出ていないけれど、箱根のほうへ行くバスはしっかり出ていたのだ。

 えらい雪が降ってきた。それでも小田急の高速バスは平気でぐんぐん登っていってしまった。たいしたものである。

 乙女峠で降りる人なんて一人もいなかった。乗客はわたしを含めて三人だけだった。わたしは一人、ぽつねん雪の乙女峠に残された。予定通り山を少し登って、体操などをする。
 
 体操などをする前に、鐘があるので一つ突いた。それからお祈りをして体操開始。ホテル暮らしは運動不足なので、ラジオ体操をまずした。このごろよくやる。

 後で見たら一つは無病息災、二つ突くと恋愛成就、などと三つまで効験が書いてあったけれど、わたしのお祈りは無病息災も含んでいるので一つでよかった。雪がすごい。下の茶店の若い男の人が雪かきをしているけれど、まるで意味がなくて、すぐ真っ白になってしまう。



修行かな乙女峠で鐘一つ

気功で過ごす雪の中かな



 
[記録の写真]


 ホテルをチェックアウト。ドアの外ではセキレイが一羽。名古屋で見るのとは違う羽色。

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 荷物をロッカーに入れてインターの高速バス乗り場へ行く。向かいには高速バスのチケット売り場があるので、立ち寄ると、乙女峠のほうへ行く高速バスの切符は扱っていないということだった。

「羽田とか東京方面だけ?」
「そう」

 同じ小田急の高速バスでも箱根のほうはローカルなので圏外といったところか。

 このバスはいったん御殿場駅へ行って、Uターンして箱根を目ざす。乗ってすぐ470円払う。

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 心配した山登りのバスも無事乙女峠に着いた。お見送り。バスはぐんぐん行ってしまう。

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 峠の茶店の駐車場へ入るのも難儀であった。富士見の鐘突き場へ登る上り口をなぜか車がふさいでいるので、登り道に入るのにも苦労した。

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 雪道は楽である。たった一人の快楽。

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 知った道なので、軽快に上がっていく。

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 到着。

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 鐘一つ。

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 前来た時はうっすら、そしてしばしばそれなりに富士山が見えた方角。

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 体操したり気功したりして、一度下へ降りていって、バスがほぼ正確に来ていることを思い出し、このまえは晴れていたけれど、けっきょく人が多いとバスは遅れ、このくらいの雪だとバスは正確なのだということである。薬剤をまいていたし、かんたんには凍結しないのだ。バスはまだ来ないので再び登っていって、気功三昧、ゆっくり降りていく。

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 茶屋の樋から流れる水が凍っている。京都の大覚寺だったかな、境内を思い出す。

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