『「わたしとは?」これは詩です』(190413)

 「わたしとは?」


「わたしは誰であるか?」
「わたしが誰と付き合いを持っているかが答えになる」(注)

「わたしは誰であるか?」
「それはお前の個人情報である」
「それはお前の消費履歴である」
「それはお前の想念である」

「わたしは誰であるか?」
「それは自分の身体の声を聞けば分かる」

「わたしは誰であるか?」
「人と自分、社会と自分、自然と自分」

「わたしは誰であるか?」
「自分と自分」

「わたしは誰であるか?」
「人と社会と自然と宇宙がそこにある」



(注)始めの段落は小説『ナジャ』(プルトン著)より。

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『食後のデザートでチーズケーキを見る?(これは詩です)』(190206)

  『食後のデザートで出てきたチーズはケーキ?』

 ナチュラルチーズ
 チーズケーキ?
 チーズケーキみたいなチーズじゃないか?

 いやちがう
 こんなナチュラルチーズがはじめにあって
 チーズケーキがナチュラルチーズみたいなのだ

 目の前にあるこのナチュラルチーズがあって
 チーズケーキが生まれたのだ

 ナチュラルチーズとは
 目の前にあるこの白くて
 さらに白い皮を身につけたやわらかな
 見るからに素敵においしそうな
 初めて見るチーズなのだ



注:JFLAの株主優待でもらったチーズの詰め合わせの中からナチュラルチーズ(made in France)を選んで食べたけれど、これはいままでに食べたことのないチーズだった。


 いままでの自分が貧しかったのだろうか
 それともこれがふつうなのか つまり
 人間は年を取るほど新たな体験をし経験を重ねる

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『健康のために運動が必要だ』(180918)

  『楽しく一人ジョギング』


 ジョギングは楽しくないとよくない。

 ジョギングは快感にならないとよくない。

 通勤地獄の小走りではよくならない。

 ストレスがたまる運動は血がにごるという。

 身体に耳を澄ませて一人楽しく走っていく。




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『宇宙からやってきたの最新鋭の雷(これは詩です)』(180812昼)

 宇宙からやってきたの最新鋭の雷
 


 雷が狂ったようにビガビガンと落ちてきた。
 雷が悲鳴のようにヒューンと横に突っ切っていった。 
 部屋の中で肩をすくめる。

 こんな雷もあるのだ。

 窓際から見れば、
 いまや世界は雷雲にすっぽり包まれている。

 さぞかし腹の立った雷たちのお出ましだ。
 宇宙からやって来た最新鋭の雷たちだ。
 狂ったようにビガビガン!
 悲鳴のようにヒューン!

 土砂降りの雨を道路を叩きつけている。
 雨はアスファルトにぶつかって激しく跳ね返っている。

 宇宙からやって来た最新鋭の
 腹の立った雷たちも、ひとまず
 怒りの矛先を納めるときがやってくる。


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『きょうはきのうよりたくさん雨が降った(これは詩です)』(180705)


 きょうも雨が降った。
 台風一過の雨が降った。
 地下鉄には小学生が来た。
 傘を持って屋外学習の生徒たちが
 そわそわしている。
 落ち着きのない小学生が隣に来た。



地下鉄を降りて乗り換えすれば

一人っきりの天国があり




天国の名鉄になる通勤は

一人座席で窓を開けてく



posted by superbird at 01:27Comment(0)

『みんな仏への道を歩んでいる(これは詩です)』(180530)


 柔軟剤の香料をまとった人が
 まるで安物の香水をまき散らしぷんぷんと
 周りの人たちの眉間にしわを寄せさせ、
 ただ一人いい気になって孤立している。

 柔軟剤の香料を楽しむ人は非人間化し
 接触する他人に香りをつけ
 電車の座席に香りを付け、
 まるで動物のマーキング。

 GDP神話は人間の非人間化によって成長し
 香料を売りにする洗剤メーカーの立役者、
 P&Gは人間の非人間化を買って金儲けをしている。

 欲望に支配された人間社会はまことしやかな絵空事。
 柔軟剤の香料を押し付けられて非人間化しても
 観音菩薩の慈悲によって智慧の泉にたどり着く。


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『帰りのバスで思ったこと(これは詩です)』(180529)


 違う道がどんどんできる。
 草や木がどんどんなくなる。

 人間はどんどん集まる。
 大きな建物が次々と建つ。
 
 都市はとめどなく増殖する。
 欲望の凝縮である。
 都市は人間のがんである。





注:増殖は生物学的な意味に限定するものではなく、当然かもしれませんが、文学的な意味で使っています。
posted by superbird at 00:35Comment(0)

『任務は命を救うこと』(これは詩です180523)


 朝の通勤の自転車で走っていく。
 前方で赤いライトが点灯していた。
 赤いライトがチカチカ点灯していた。

 消防の救急車だ。
 朝の通勤の自転車で走っていく。
 やがて声が聞こえた。
「行くぞ!」
「行くぞ!」
「行くぞ!」

 生死をかけた決死の出動なのだ。
 彼らの気合の入った声が続いた。
「行くぞ!」
「行くぞ!」
「行くぞ!」

 たとえ医者がどうであれ。
 たとえ患者の人生がどうであれ。

 命を救うために決死の出動なのだ。
 目の前には地獄の道路が広がっている。
 彼らの気合の声が繰り返された。

「行くぞ!」
「行くぞ!」
「行くぞ!」

 平和ぼけしたわたしたちの知らない世界が広がっている。
 救急車は特別な使命を持って交通規則を破ってでも走っていくのだ。
 平和ぼけしたわたしたちには涙を流すことしかできない。

 一分のすきもあってはならないのだ。
 気合を入れて決死の出動なのだ。

 目を覚ませ。
「行くぞ!」
「行くぞ!」
「行くぞ!」

 命を救うため。




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『国をながめる夜空のまなざし』(180303)


 従業員は、会社が自分を扱ったように、お客を扱う。
 労働者は、国が自分を扱ったように、製品を作る。

 国民は、お上が自分を扱ったように、他者を扱う。

 夜空の星は、北極星を中心に、回っている。


posted by superbird at 19:10Comment(0)

『人は努力なしでは暮らせなくなる』(180109)

 仕事になると通勤がある。交通機関が時間に縛られているせいか、いろんなことが時間に縛られて、それがゆえに忙しい暮らしである。通勤がなくても体内時計があり、日月星辰、天の時計もあり、動物的な生以上のことをするときりきりになる暮らしである。
 

感謝かなきりきりが多い暮らしかな


posted by superbird at 22:54Comment(0)

『香料の恐怖』(170722)

 香料についての意見を読むと、一時はやった、
「他人に迷惑をかけてもよい」という社会風潮、
 あるいは短絡的な教師が、
「ひとりで悩まないで」という文脈で、
「他人に迷惑をかけてもよい」という教育をしてきた弊害がある気がする。

 弱者救済的意味合いで使われたその言葉が独り歩きして昨今、悪しき風潮、
「自分さえよければ他人を苦しめてもよい」という社会風潮をもたらしている。

 こうした悪しき律の蔓延を思う理由の一つは、世間では、
「自分の香料が他者を苦しめていることが分かってもなお香料を使い続ける」という意見が少なからずあると知ったからである。(若者へのアンケートの結果26.5%)
 もし悪しき律でないならば香料はもうタバコなどと同様中毒である。

 試しに社会実験的に香料を使う人と使わない人を隔離してみたらどうだろう。はたしてどちらのグループが素敵だろうか。

 人間を神に導く自然の香り、一方で、
 人間を崩壊に導く人工の香り。

 現実は欲にまみれた神が、人間を崩壊退化させることで欲を満たし、悪魔になっているのである。




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posted by superbird at 00:23Comment(0)

『きょうは半月』(170717)


 きょうは半月を二度見た。
 半月は家路に一度目、空高く。
 二度目は夜の散歩の帰り道。

 日本が崩壊していることは、言うまでもないことである。それを肌に感じて知ることのできるのは、過去を知る人たちである。崩壊の中で育った人たちには知りえないことである。若い人たち、また年長者でも、辞書に「崩壊」という言葉のないのない人たちは、この日本のベクトルを感じて文句を言ったり、礼賛したりするかもしれない。

 文句を言わず礼賛もせず、生きて、辞書に「崩壊」という言葉を抱えた人もいる。過去を生き、いま日本の崩壊を肌に感じて未来を思う。

 満月はいつの間にか半月になっていた。
 半月は夜の帳を照らしている。

posted by superbird at 23:57Comment(0)

『宇宙の真理をお金で買うことを目指す社会』(170618)


 大金持ちは大金を使って宇宙へ出かける。
 そして視野を広げる。

 神や地球の命、宇宙について考えるのだ。

 庶民は貧しくても心の中の宇宙に目を向ける。

 お金がなくても、
 神や地球の命、宇宙について考える。
 そして心のやすらぎを得る。

 人間社会ではまるで大金を使う宇宙旅行が求められている。
 人間社会ではまるで無欲な宗教的体験はタブー視されている。


posted by superbird at 22:00Comment(0)