『社会に実際見えること(これは詩です)』(200406)


   社会に実際見えること

 一人が悪いことをする
 それを社会が取り締まらない
 一人の悪人が目の前にいる
 それを社会が排除しない
 一人の悪によって被害を受ける人たちの痛み
 一人の悪によって生まれ続ける復讐
 一人の悪によって生まれ続ける悪人の群れ
 社会は巨大な悪夢につつまれる



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『やたらべったり寄り添ってくるのは人がゾンビになっているから(ということもできる)』(200328)

 名古屋には文化がないという。
 製造業が中心の金儲けの街である。

 人々は妖怪に魂を食われて屍である。
 文化の魂のない箱モノはいくつもあるように、
 人間も魂のない、まるで土埃の集合体で、抜け殻なのだ。


金の世の人がゾンビと化した街





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『一日の終わりに夜の公園に来て思ったこと』(200302)

 夕方新聞で「遺伝子技術で絶滅救え」という記事を読んだ。不信感が芽生えたので、詩を一つ書いておいた。その後、晩ご飯の買い物をすませて、とろとろ家路をたどり、公園に来て体を鍛えた。

 風がすごく強いけれど、寒くはないといえる。さすがはもう春なのかという感じで。

 体を鍛えると一日がリセットされて新鮮な気持ちになれる。

 新鮮な気持ちの中でふと思ったこと。コレクションという詩を書いたことから。

 自分の詩もまたコレクションの一つではある。



次々と収集癖に囚われて

人が生み出すごみの山かな



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『コレクション(これは詩です)』(200302)

  コレクション

 人間はマンモスを復活させようとする。
 熱烈に遺伝子技術で絶滅という言葉を死語にしようとする。

 化石から細胞の核を取り出しマウスの卵子に入れて
 マンモスの細胞を再生させるのだ。

 今の技術は細胞分裂直前の形まで変化している。
 アンモナイトだって恐竜だって復活させようとする。

 細胞分裂直前のマンモスもアンモナイトも、
 人間の立派なコレクションである。

 再生復活した絶滅種はもちろん
 人間の立派なコレクションである。

 彼ら絶滅種が生き延びる自然環境は
 この地球にまったくないからだ。


 遺伝的に人に近い霊長類もコレクションの対象だ。
 人の病気や創薬研究のためだという。

 自然環境が破壊され問題化する
 環境保護の名目の絶滅危惧種の救済という。

 絶滅危惧種たちの組織、精子卵子、細胞の核酸など、
 凍結保存して未来の研究金儲けに備えるのだ。

 日本産のトキ、日本カワウソ、などなど、
 百十一種、およそ三千七百個体分を保存した。

 ヤンバルクイナ、シマフクロウ、ツシマヤマネコ、
 彼ら絶滅危惧種になったものたちの苦悩や未来よりも、
 人間のコレクションを増やすために。

 人間は我を忘れて試料に向き合い
 コレクションを増やし続ける。

 絶滅危惧種の救済の名の下、
 正直に人工繁殖に役立てるためという。


 すでに絶滅した生き物たちも絶滅危惧種たちも
 生きても生きる場所がないというのに。

 自然環境をどんどん破壊し続け
 コレクションはどんどん増えていく。

 人間は言う、もうはまだなり。
 自然は言う、まだはもうなり。



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『人生は季節に沿って甦る』(200217これは詩です)


『人生は季節に沿って甦る』


 一日の終わりにぼくは公園ですごす。

 季節風が頬を撫でるように吹きすぎていく。

 人生は季節と共によみがえる。



 坂道を自転車を押して登っていく。

 季節は日々巡っている。

 人生は走馬灯のように過ぎ去っていく。




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『「キャセイにみる中国政府の本質」という記事に寄せて』(200209頃これは詩です)


 
   撒き餌に群がる小魚

 中国では金儲けができる。
 企業は利益を求めて出かけていく。

 中国で金儲けを享受した後には
 中国の傀儡になった自分に直面する。





注:「キャセイにみる中国政府の本質」は日経2019/8/27の記事。

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『カボチャがない』(200104これは詩です)

  カボチャがない

 カボチャを買いに行く。
 カボチャがゼロになったので、
 絶対今日中にという、
 気分になったりもする。

 カボチャはもういいのがない。
 半切れ130円。
 大きめでまずそうなのより、
 小さめで美味そうなのを。

 迷ったあとで一個250円を買った。
 中の色は見えないけれど。

 暗い夜道は神経を使う。
 昼間の明るい道は人に神経を使う。



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『「わたしとは?」これは詩です』(190413)

 「わたしとは?」


「わたしは誰であるか?」
「わたしが誰と付き合いを持っているかが答えになる」(注)

「わたしは誰であるか?」
「それはお前の個人情報である」
「それはお前の消費履歴である」
「それはお前の想念である」

「わたしは誰であるか?」
「それは自分の身体の声を聞けば分かる」

「わたしは誰であるか?」
「人と自分、社会と自分、自然と自分」

「わたしは誰であるか?」
「自分と自分」

「わたしは誰であるか?」
「人と社会と自然と宇宙がそこにある」



(注)始めの段落は小説『ナジャ』(プルトン著)より。

posted by superbird at 16:35Comment(0)

『食後のデザートでチーズケーキを見る?(これは詩です)』(190206)

  『食後のデザートで出てきたチーズはケーキ?』

 ナチュラルチーズ
 チーズケーキ?
 チーズケーキみたいなチーズじゃないか?

 いやちがう
 こんなナチュラルチーズがはじめにあって
 チーズケーキがナチュラルチーズみたいなのだ

 目の前にあるこのナチュラルチーズがあって
 チーズケーキが生まれたのだ

 ナチュラルチーズとは
 目の前にあるこの白くて
 さらに白い皮を身につけたやわらかな
 見るからに素敵においしそうな
 初めて見るチーズなのだ



注:JFLAの株主優待でもらったチーズの詰め合わせの中からナチュラルチーズ(made in France)を選んで食べたけれど、これはいままでに食べたことのないチーズだった。


 いままでの自分が貧しかったのだろうか
 それともこれがふつうなのか つまり
 人間は年を取るほど新たな体験をし経験を重ねる

posted by superbird at 20:57Comment(0)

『健康のために運動が必要だ』(180918)

  『楽しく一人ジョギング』


 ジョギングは楽しくないとよくない。

 ジョギングは快感にならないとよくない。

 通勤地獄の小走りではよくならない。

 ストレスがたまる運動は血がにごるという。

 身体に耳を澄ませて一人楽しく走っていく。




posted by superbird at 23:00Comment(0)

『宇宙からやってきたの最新鋭の雷(これは詩です)』(180812昼)

 宇宙からやってきたの最新鋭の雷
 


 雷が狂ったようにビガビガンと落ちてきた。
 雷が悲鳴のようにヒューンと横に突っ切っていった。 
 部屋の中で肩をすくめる。

 こんな雷もあるのだ。

 窓際から見れば、
 いまや世界は雷雲にすっぽり包まれている。

 さぞかし腹の立った雷たちのお出ましだ。
 宇宙からやって来た最新鋭の雷たちだ。
 狂ったようにビガビガン!
 悲鳴のようにヒューン!

 土砂降りの雨を道路を叩きつけている。
 雨はアスファルトにぶつかって激しく跳ね返っている。

 宇宙からやって来た最新鋭の
 腹の立った雷たちも、ひとまず
 怒りの矛先を納めるときがやってくる。


posted by superbird at 23:00Comment(0)

『きょうはきのうよりたくさん雨が降った(これは詩です)』(180705)


 きょうも雨が降った。
 台風一過の雨が降った。
 地下鉄には小学生が来た。
 傘を持って屋外学習の生徒たちが
 そわそわしている。
 落ち着きのない小学生が隣に来た。



地下鉄を降りて乗り換えすれば

一人っきりの天国があり




天国の名鉄になる通勤は

一人座席で窓を開けてく



posted by superbird at 01:27Comment(0)

『みんな仏への道を歩んでいる(これは詩です)』(180530)


 柔軟剤の香料をまとった人が
 まるで安物の香水をまき散らしぷんぷんと
 周りの人たちの眉間にしわを寄せさせ、
 ただ一人いい気になって孤立している。

 柔軟剤の香料を楽しむ人は非人間化し
 接触する他人に香りをつけ
 電車の座席に香りを付け、
 まるで動物のマーキング。

 GDP神話は人間の非人間化によって成長し
 香料を売りにする洗剤メーカーの立役者、
 P&Gは人間の非人間化を買って金儲けをしている。

 欲望に支配された人間社会はまことしやかな絵空事。
 柔軟剤の香料を押し付けられて非人間化しても
 観音菩薩の慈悲によって智慧の泉にたどり着く。


posted by superbird at 12:58Comment(0)