『洗濯請負殺人事件(これは小説です)』(190808)

『洗濯請負殺人事件』       



HIROYASU HARA 




      序

 環境問題は十年も二十年もむかしから指摘され、議論され、多額の税金を国民は負担し、ごみの分別、ゴミ袋買い物袋の有料化など、その他暮らしにおいても目に見えないところで庶民はさまざまな犠牲を強いられてきた。
 しかし人間の暮らす自然環境はよくなるどころか、悪化していることは、明らかで、種の絶滅速度の上昇を見てもそのことを痛々しく物語っている。
 自然環境という命にかかわる大きな問題に対して、悪化しているという事実は、庶民は間違った教育でただ税金を払わされているにすぎないといってもいい。自然保護、環境対策などといっても実は経済成長のためのお金であって、人間社会は表向きとは真逆のことを続けている。しかし庶民に限らず人間はただお金を稼ぐことに必死のあまり命に関しては盲目である。

 人間社会は自然から資源を奪い、自然の生き物の生きる場所を奪い、環境を破壊し生き物の命を奪うということでは、ある種の戦争をしているといえる。そのある種自滅的な戦争に参加、あるいは参画するのがいやな人は少なくともどこか落ちこぼれである。


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posted by superbird at 18:38Comment(0)小説

『「寿命のこと」というSF短編小説』(190319)

 きのう『寿命のこと』というSF短編小説をほぼ完成させた。

 現代社会の環境の悪化を嘆く青年の、いかに幸福を得て生きていくかという悩みが、時空を超えて善なる世界と感応した結果、ある種の救済を得るという物語。

 SFなのでこれは怖いお話になっている。現代社会への警告を含むものとしてあえて書いた。

「世界が平和でありますように (合掌)」 



『寿命のこと(これはSF現代ファンタジー)』


HIROYASU HARA  


「いま少し立ち止まって未来を想像してみたまえ。高齢化社会で周りは老人ばかりである。そしてこのいまは?」
 六十にもなればがん年齢と呼ばれ、七十にもなれば半数以上ががんになる。八十にもなれば八割ががんの苦しみの中にいる。
「人間は死を忘れてこそ日々の暮らしを楽しむことができる」とは箴言である。「人間は死を忘れてこそ前を向き、希望の光に照らされる」
 若者といえども体の中では常にがん細胞が生まれ正常な細胞と戦っている。いわば生と死のせめぎあいの中に生きている。人は老いる。老いるとは生をになう細胞の活力が低下し死をつかさどる細胞にひれ伏すことである。
 健康的に生きるということは、逆説的かもしれないけれど、自分の体の中の出来事から目をそらし、楽しく人生を謳歌することである。

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posted by superbird at 19:27Comment(0)小説

『ePUB『タイムマシンを買った』作成』(190203)

『SF掌編小説集』としてePUBを作るのにきのうきょうと苦心した。Romancerというサイトでできるのだ。

 過去に、昨年10月に書いた掌編7つを集めて『タイムマシンを買った』という題名で作った。サイトの使い方がいままだのみこめていないので、ePUBを作って、いったんきょうは終了である。

SFshouhennshousetushuu-cover.jpg表紙


taimumasinnwokatta-uracover2.png裏表紙




 

posted by superbird at 20:08Comment(0)小説

『アリクイの故郷』(190106)

 昨年書いた掌編SF小説。きょう遅まきながら、ESTARへ投稿した。


arikuihurusatocover.jpg
アリクイの故郷のカバー



 世界が平和であるために、アリクイは蟻を食べる。命を永らえるアリクイは、夢となって世界平和のために蟻を食べて、夢の中の生を楽しんでいた。脳死になった植物アリクイのアリーのお話。

 人間の環境保護政策で絶滅危惧種を死なせるわけにはいかない。手厚い予算によって、アリクイは命を保ち、脳死になっても死ぬことを許されない。そんな現実が生んだアリクイのアリーの夢である。






posted by superbird at 00:09Comment(0)小説

『「タイムマシンを買った」シリーズ七作目リモコン暮らし』(181106)

「タイムマシンを買った」シリーズ一七作目、『リモコン暮らし』という作品をESTARへ投稿した。先週の金曜日の夜、寝る前に書いて、今週の月曜日、学校帰りのバスの中と地下鉄車内で推敲して、きょう火曜日に表紙画像を作った。


リモコン暮らし表紙1.jpg



 作品説明、
「時は3367年、世界は格差社会といえども、争いはなく、低所得者が平和のうちに人間らしく働き、低所得者らしくリモコンを使って、孤独だけれど、セックスに苦労することもなく、不老長寿のビールを飲んで幸せに暮らしていた。(ESTARに載せたのと同じ)」






posted by superbird at 00:50Comment(0)小説

『タイムマシンを買ったシリーズ六作目の表紙を予定どうり家で完成させた』(181031)

 タイムマシンを買ったシリーズ六作目(『欲が深い人』)、家に帰って夜中、表紙を作り直して再投稿。


181031欲が深い人表紙2.jpg



 ESTARに概要を書く欄があるので、野暮な概要を記したわけだけれど、次、
「最後は世界を救うというお話」。
posted by superbird at 00:40Comment(0)小説

『タイムマシンを買ったシリーズ六作目(欲が深い人)』(181031)

 タイムマシンを買ったシリーズ六作目(『欲が深い人』)、まずは仮の表紙で投稿した。


欲が深い人表紙1.jpg
もうすぐ表紙になる画像



 きのうバスの中や地下鉄の車内で書いた作品。きのう夜中、家でテキストにし、表紙は学校の授業後。

 写真の表紙画像は、どこかのフリーの『サンノゼ』の景色。

 この作品の中で、主人公は中国の会社を売り払って、サンノゼでタイムマシンの部品を作る会社を立ち上げる。

 理由は、中国とちがい、
「アメリカでは欲が深い人はそれだけ多くの功徳を積むことができるので、天国に近づく」ということになっているからである。








posted by superbird at 17:15Comment(0)小説

『タイムマシンを買ったシリーズ2作目の表紙を変更した』(181027)

 タイムマシンを買ったシリーズ2作目『サルの惑星』の表紙はもともとESTARにあった画像で、転載とかできないので、フリーの画像を探して作り直した。

sarunowakusei表紙.jpg
サルの惑星



 もともとこの小説は、むかし『人里離れた平和な土地』(ブログ)に連載したユーモア掌編SF小説で、たしか削除した作品で、簡単にいうと、
「夢の中でサルの惑星で楽しい思いをするというお話」である。

 画像はNASA(WIKIより)Earthrise, taken by William Anders, an astronaut on board Apollo 8を加工して作った。

posted by superbird at 01:23Comment(0)小説

『タイムマシンを買ったシリーズ5作目』(181026)

 きのう完成させた掌編小説『心臓外科医の休暇』という作品の、表紙(作品ごとに載せるもの)をきょう完成させて投稿した。なんだかどんどん作ってしまう。気づけばもう五作目。きのう仕事帰りのバスの中でほぼ完成させた。夜家に帰ってテキストにした。

 振り返ってあまりやると病気になるかもしれないという心配もあるので、きょうはもうゆっくりしようと思う。

 お袋に手紙も書いたし、きょうも仕事明けとはいえ忙しかった。



心臓外科医の休暇2WIKIsantfe.jpg
表紙





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『タイムカプセルという題の掌編SF小説』

 タイムマシンを買ったというシリーズの第四番目の作品。『タイムカプセル』

 三つ子の魂百までということわざがある。定年を迎え、アメリカでは流行のタイムマシンに乗って、子供のころ埋めたタイムカプセルを確認し、人生について思い巡らすお話。

タイムカプセルカバー1.jpg
作品の画像




posted by superbird at 17:17Comment(0)小説

『掌編小説を書いていた』(181020)

 この二三日、掌編小説『CELEBRATE(旧題名国際雇用事業団)』というSFの掌編を書いていた。

 きょうまたESTARというサイトに投稿した。


セレブラレイト表紙1.jpg



『CELEBRATE(旧題名国際雇用事業団)国際雇用事業団』という題がついてついているけれど、「タイムマシンを買った」というシリーズの三つ目で、
「悪のタイムトラベラーによって狂わされた現在を修正し、幸福な世界を実現する」というお話。

(注:『国際雇用事業団』という題は後日『CELEBRATE』に変更した。)

 このSFは未来の出来事という雰囲気になっているけれど(作者はそのつもり)、
 現実社会ともちろん関係している。

 その一つの種を明かせば、作者の心理的な面持ち、官僚主義と民主主義の関連、
「国や自治体が貧しくなって、民が豊かになって、世界は幸福になる」ということ(小説内)に反映しているな、
 ということである。

 安倍政権のお抱え経済学者、浜田宏一(内閣官房参与)氏は、二三年前かな、
「国が豊かになって民が貧しくなっては意味がない」といって現状を半ば嘆いておられた。

posted by superbird at 01:47Comment(0)小説

『十年以上前の掌編小説を投稿する』(181007)

 もう2007年の10月に書いたユーモア掌編小説があって、『サルの惑星』、これをESTARへ投稿した。昔の書いたものを読み返すと、いまとはずいぶん違っているなと感慨深かった。

 
サルの惑星.png





注:ESTARにも書いた概要、
 「ユーモアSF小説で、夢の中でサルの惑星で楽しい思いをするというお話。」

 ESTARは有料無料を選択できるけれど、古い作品ということでこれは無料で読める。

posted by superbird at 17:35Comment(0)小説

『芸術の秋なのか久しぶりに小説なんか書いたけれど』(181003深夜)

 ESTARというサイトに、『タイムマシンを買った』という掌編小説を投稿した。

 なんだかよく分からないので、投稿したものの、中途半端できょうは終わることになるだろう。年寄りのせいなのか、単に初心者のせいなのか、おそらくは後者だとは思うけれど、使い方がよく分からない。


 
タイムマシンを買った.png
SF『タイムマシンを買った』


 
posted by superbird at 02:04Comment(0)小説

『香料殺人事件(これはSF小説です)』(170911掲載ー180118&26、180318推敲して再度掲載)


(2018年1月18日推敲したものをここへ再録。初稿170911は作品の終わりに移動しました。)




『香料殺人事件(これはSF小説です)』



 現場に乗り込んだおまわりさんたちはまずはその香料の強さに圧倒された。
「なんだこのにおいは?」
 警部補は部屋に一歩入るなり顔をしかめた。
「事件の何か証拠隠滅をはかるために違いない」
「どうやら芳香剤のようであります」と尾藤巡査は言った。
「芳香剤にしてはきつすぎやせんか?」と警部補。
「さいきんは香りものが流行で電車内でも香料が結構きついです」
「それにしてもこれじゃあ頭が痛くなって捜査どころじゃないだろ!」
「窓を開けますか?」と尾藤巡査は言ってサッシの窓に手をやった。
「ちょっと待て、証拠隠滅の手助けになるやもしれん」
 警部補は辺りを見回して言った。
「警部、芳香剤だけじゃなくて、これはどうやら柔軟剤のにおいも混じっているようであります」
「柔軟剤」と警部はつぶやくように言った。
「はい。この洗濯物からにおう香りといいますか臭気といいますか」
「ううん。柔軟剤というのは洗濯のときに入れるやつか」
「そうだと思われます」と警部補は警部の顔色をうかがって言った。
「こっちのほうがきついじゃないか」と警部は顔をしかめた。
 警部補は言った。
「おそらくですが、柔軟剤の香りには虫も来ないと思われます。なるほどこれは外資系のP&Gの柔軟剤のようだ。これを見てください」
 警部、そして尾藤巡査もP&Gの容器に見入った。
 尾藤巡査は言った。
「先だってP&G日本法人に爆発物が仕掛けられて二人死亡した事件がありましたが、関係ありますかね?」
「うん、いいところに目をつけた。あらゆる選択肢が事件解決には必要だぞ、巡査」
「ハイ。警部。鑑識にしっかり指紋を取らせておきます」
 警部補は言った。
「それからP&Gの事件も念のため洗っておけよ、尾藤巡査。それから背後関係もくまなく、たのんだぞ」
「ハイ。警部補」
 警部は顔をしかめて言った。
「それはそうと、そんなことよりわれわれはいったん部屋の外へ出て今後の事を考えることにする。これでは正常な思考もままならん!」

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posted by superbird at 18:44Comment(0)小説

『これは小説です「生きている麹菌」』(170314)

『生きている麹菌』20170314

(3月14日、推敲した作品をここへ載せました。初出は2月22日です)


 警察は任意の事情聴取と称して、マネージャー氏の身柄を拘束、証拠隠滅を避けるためマネージャー氏は留置所入りとなった。留置所とはたちの悪い宿泊所のことである。
 おまわりさんは言った。
「この端麗純米大吟醸酒を客にふるまったのはあなただけだ。犯人はまさにあなたで決まりである。毒をもったのはどういうわけか白状してはどうか。いつどんな毒を混ぜたんだ」
 マネージャー氏は言った。
「わたしはなにもしていません」
 おまわりさんは威圧的だった。
「状況を見たらどうだ。あなたと客がいて、日本酒を飲まなかったあなた以外みんな死んでしまったのだぞ」
 マネージャー氏は懇願するように言った。
「おまわりさん、わたしは酒をふるまっただけですよ。残った日本酒は調べたんですか、毒があるかどうか」
「調べた。毒はない。さあ白状したまえ。いま白状すれば執行猶予もあるかもしれぬ。しかしそうでなければ永遠に刑務所暮らしだぞ!」
「黙秘権を使います」
「ほおぉ」
 人を人とも思わない取調べが強行された。なにを言っても無駄である。マネージャー氏は心根いかれてしまった。

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posted by superbird at 13:46Comment(0)小説

『これは小説です「生きている麹菌」』(170226)

(初出時「推敲する予定あり」だったもの)


(注:3月14日に推敲した作品を載せました)


生きている麹菌



 仲間内で催された日本酒のイベントで、日本酒を飲んだ客が全員死亡した。その場で生き残ったのはわずか一人。イベントを主催したマネージャー氏だけだった。
 警察は任意の事情聴取と称して、マネージャー氏の身柄を拘束、証拠隠滅を避けるためマネージャー氏は留置所入りとなった。
 おまわりさんは言った。
「この端麗純米大吟醸酒を客にふるまったのはあなただけだ。毒をもったのはどういうわけか白状してはどうか。いつどんな毒を混ぜたんだ」
 マネージャー氏は言った。
「わたしはなにもしていません」
 おまわりさんは言った。
「状況を見たらどうだ。あなたと客がいて、日本酒を飲まなかったあなた以外みんな死んでしまったのだぞ」
「おまわりさん、わたしは酒をふるまっただけですよ。残った日本酒は調べたんですか、毒があるかどうか」
「調べた。毒はない。さあ白状したまえ!」
 人を人とも思わない取調べが強行された。
 マネージャー氏は疲れ果てて言った。
「黙秘権を使います」

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posted by superbird at 19:54Comment(0)小説