『アリクイの故郷』(190106)

2019/01/07 00:09
 昨年書いた掌編SF小説。きょう遅まきながら、ESTARへ投稿した。 アリクイの故郷のカバー  世界が平和であるために、アリクイは蟻を食べる。命を永らえるアリクイは、夢となって世界平和のために蟻を食べて、夢の中の生を楽しんでいた。脳死になった植物アリクイのアリーのお話。  人間の環境保護政策で絶滅危惧種を死なせるわけにはいかない。手厚い予算によって、アリクイは命を保ち、脳死になっても死ぬことを許されない。そんな現実が生んだアリクイのアリーの夢である。..

続きを読む

『これまでの豊かで便利な世の中のための技術がこれから人類の幸福のためにはというベクトルに』(190101)

2019/01/02 01:52
 きょうの新聞では、どれも未来の話が目に付いた。AI社会とか、シンギュラリティー(人工知能が人間の脳を超えるとき)がいつ来るかとか。  そのとき人類にとって技術は、 「人を幸福にするだろうか」という不安が紙面の背景に透けて見える。  などと夜になってわたしも思索し、次のようにも考えた。 (これは昨年末に書いた掌編小説(『アリクイの故郷』)と重なる部分もあった) 人類とは幸福とはと訊ねれば 利他で臨んで自利で超えてく

続きを読む

『散歩帰りの山茶花の実』(180824)

2018/08/24 23:11
 台風一過とはならず、曇り空のもと、昼近くの散歩に出かけた。  階段を上がっていくのがつらいな、とか、  将来どうやって生きていくのかな、とか、  どこに住むのかなとか、つらつら思いながら、  自然がこの期に及んでますます破壊されていく現実のなかで、  人間は心身ともに安定を失い、  盲目になっているように見える。  散歩帰りの緑の中には、  山茶花の実がたくさんついていた。  わたしは夏休みになっても遠くへは行かないで、  家の近所でまる..

続きを読む

『学校に到着』(180619)

2018/06/19 12:55
 名鉄を降りて歩いていくと、学校の校舎に着く前に、もう空き地のような敷地がすぐにある。ここはできたばかりでいま手入れされていないので雑草が伸び放題で天国のようにお花畑である。雑草の中でいろんな花が咲いている。 「あれっ」と気づく、雑草の茂みの中の可憐なピンクの花。  これはその一つだ。 忽たちまちちに茂った緑の雑草は 花を育む温かさかな

続きを読む

『帰りのバスで思ったこと(これは詩です)』(180529)

2018/05/30 00:35
 違う道がどんどんできる。  草や木がどんどんなくなる。  人間はどんどん集まる。  大きな建物が次々と建つ。    都市はとめどなく増殖する。  欲望の凝縮である。  都市は人間のがんである。 注:増殖は生物学的な意味に限定するものではなく、当然かもしれませんが、文学的な意味で使っています。

続きを読む

『最近の若い者はという年寄りの口癖は無口な年寄りが増えたので逆に貴重である』(180215)

2018/02/15 19:58
 昨夜は昼間からの香害が深夜にまで及んだので、朝まで眠れなかった。六時四十分からかろうじて断続的に三回寝たら、起きたのは昼過ぎだった。仕事がなかったのが救いである。  きょうの散歩は昼過ぎになったし、やることも多いので、急いで出かけた。  案外寒くはなかった。横になったらうとうとした。  香害の元は家(団地の部屋)の中でクリーニング屋をやっていることがわかった。副業なのであろう。迷惑な話である。周りには迷惑を、本人はそれ以上の健康被害..

続きを読む

もっと見る