『コレクション(これは詩です)』(200302)

2020/03/03 01:16
  コレクション  人間はマンモスを復活させようとする。  熱烈に遺伝子技術で絶滅という言葉を死語にしようとする。  化石から細胞の核を取り出しマウスの卵子に入れて  マンモスの細胞を再生させるのだ。  今の技術は細胞分裂直前の形まで変化している。  アンモナイトだって恐竜だって復活させようとする。  細胞分裂直前のマンモスもアンモナイトも、  人間の立派なコレクションである。  再生復活した絶滅種はもちろん  人間の立派なコレクション..

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『巡礼で奈良の山の辺の道を歩くために乗った電車の中で見た新聞の記事より』(191225)

2019/12/26 01:04
 ウミガメには様々な目的で観測装置がつけられている。いずれも人間がデータを集めて、金儲けや立身出世に使うためであり、あるいは環境保護を目的にしたものである。  しかしウミガメにとってはおせっかいな、苦しみであり、人間にだって、「環境や貴重な命を守るためには予算をつけてお金を使う」という前提によって、ウミガメだけではなくて、ほとんどの人間である庶民が高い税金で苦しむことになるいったんが見えるわけだけれど、なにより当の本人ともいうべきウミガメの姿から気づくのは、人間そのもの..

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『金儲けは徐々にだけれど確実に命の大切さを無視できなくなるだろう』(190908)

2019/09/09 00:23
 リニアの工事が遅れているらしい。愛知県の大村知事はそれに怒っていみたいで、静岡県の対応を批判していた。環境問題で意見が対立しているのだ。 金儲けは徐々にだけれど確実に 命の大切さを無視できなくなる  愛知県の大村知事にはリニアの遅れで投資した資金の回収が遅れ、税収も減ることが気に食わないのだろうけれど、命の大切さを無視した言動は時代遅れといえる。おりしも企業はSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」と..

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『アリクイの故郷』(190106)

2019/01/07 00:09
 昨年書いた掌編SF小説。きょう遅まきながら、ESTARへ投稿した。 アリクイの故郷のカバー  世界が平和であるために、アリクイは蟻を食べる。命を永らえるアリクイは、夢となって世界平和のために蟻を食べて、夢の中の生を楽しんでいた。脳死になった植物アリクイのアリーのお話。  人間の環境保護政策で絶滅危惧種を死なせるわけにはいかない。手厚い予算によって、アリクイは命を保ち、脳死になっても死ぬことを許されない。そんな現実が生んだアリクイのアリーの夢である。..

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『これまでの豊かで便利な世の中のための技術がこれから人類の幸福のためにはというベクトルに』(190101)

2019/01/02 01:52
 きょうの新聞では、どれも未来の話が目に付いた。AI社会とか、シンギュラリティー(人工知能が人間の脳を超えるとき)がいつ来るかとか。  そのとき人類にとって技術は、 「人を幸福にするだろうか」という不安が紙面の背景に透けて見える。  などと夜になってわたしも思索し、次のようにも考えた。 (これは昨年末に書いた掌編小説(『アリクイの故郷』)と重なる部分もあった) 人類とは幸福とはと訊ねれば 利他で臨んで自利で超えてく

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